無痛分娩 Q&A
Q6. 無痛分娩を受けたいのですが、どうしたらよいですか?
妊婦健診のときに、無痛分娩を希望していることを担当医または助産師、看護師に伝えてください。 健診を受けている施設が無痛分娩を行っていない場合には、無痛分娩を行っている施設を紹介してくれるかもしれませんし、 厚生労働省が公開している無痛分娩取り扱い施設一覧※1や無痛分娩関係学会・団体連絡協議会(JALA)のホームページにある全国無痛分娩施設検索サイト※2を参考にご自分で探すことも可能です。 そのように分娩施設を変える可能性がある場合には、できれば妊娠32週より前に相談するのがよいでしょう。
かかりつけの施設が無痛分娩を積極的に行っている場合でも、無痛分娩を希望するならば早いうちに、そして少なくとも陣痛が来る前までにその希望を伝えてください。 希望を早く伝えることには、いくつかの利点があります。第一に、無痛分娩の方法やその利点、欠点などについて、妊婦さんと医療スタッフが事前に話し合えることです。施設により無痛分娩のやり方に大きな違いがありますので、その施設の方法について十分な説明を聞き、よく納得した上で無痛分娩を受けることをお勧めします。
第二の利点は、無痛分娩を行う医師が妊婦さんのこれまでの病気や体の状態を事前に知っておくと、無痛分娩をスムーズにかつ安全に行いやすくなることです。 また、現在の日本では無痛分娩は計画分娩で行う施設が多く、事前に希望していることを伝えていないと無痛分娩を受けられないこともありますので注意してください。
- ※1. 無痛分娩について.厚生労働省ホームページ 小児周産期医寮について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000186912.html - ※2. 無痛分娩関係学会・団体連絡協議会(JALA)ホームページ
https://www.jalasite.org/